挺出(ていしゅつ)とは!GLOSSARY
こんにちは、東京都千代田区の矯正歯科専門医院・神保町矯正歯科クリニック院長の東野良治です。
本院のHPは、矯正治療にご興味のある方々から毎日多くのアクセスをいただいています。
極力平易な表現を心がけていますが、文章が成立するためにはある程度、専門用語の使用が必要となります。
そこで、どうしても使用が必要となる専門用語を説明する矯正歯科用語集を少しずつアップしていきます。
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本日は
▶「挺出(ていしゅつ)とは?」です。
「挺出(挺出)」とは「歯の移動方向のひとつ」です。
*対義語は「圧下(あっか)」です。
一般的に下記4枚のイラストのように「歯を切縁方向(歯の先端)への移動」を指します。
(歯が出てくる「引っ張り出す」方向への移動)
(右アングル)
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↓
イラストの左から4番目の歯がその左右の歯と高さが並んだのは、歯を挺出(引っ張り出す方向への移動)させたからです。
挺出の移動は比較的容易な移動とされ、ニッケルチタンワイヤーや顎間ゴム、インビザラインではアタッチメントなどにより行うことが多いです。
(上記のイラストはインビザライン+アタッチメントを使用しています。)
*「インビザライン」とは「マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置」の1つです。
また、別項目を設けてご説明しますが、歯は対(つい)になる歯(対合歯)がないと、どんどん伸びてきます。
これも歯の挺出です。