舌の役割とMFTとの関連!BLOG

こんにちは、東京都千代田区の矯正歯科専門医院・神保町矯正歯科クリニック院長の東野良治です。*177-06-c1

 

今日は「舌の役割」についてご説明いたします

 

口腔内で様々な役割を果たす「舌」。

 

それでは、舌の役割についてみていきましょう。

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▶舌の主な3つの役割

「舌」は非常に特殊な器官です。

 

その構造の大部分は筋肉により構成されています。

 

人間の数ある筋肉の中でも「舌」ほど、自由に形態や位置を変化させられる構造物はありません。nurse.gif

 

その卓越した運動により、食物を飲み込むこと(嚥下)や言葉を話す(発音)ことができるのです。

 

また、舌は味覚を感じ、唾液の分泌にも関係しています。

 

つまり、主な3つの役割は、*image119[1]

1)嚥下

2)発音

3)味覚

です。

 

 

1)嚥下

嚥下とは、口腔内の食物塊を喉から食道、そして胃へ送り込む一連の運動のことを指します。

 

簡単にいうと、食物を飲み込む行為のことです。

 

皆様、当たり前の様に行っていることですが、実は非常に複雑な運動です

 

この嚥下運動は舌の運動機能と深く関係しています。

 

本院では、この舌の正常(適正)な運動がなされるように、必要性のある患者様にはMFT(口腔筋機能療法)を行っています。

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様々な形態に変化する舌の評価は非常に難しいです

 

本院では、舌の基本的な機能評価法に加えて、MFT前後のビデオ撮影による運動機能記録・舌圧測定器を使用した最大舌圧の計測による評価を行っています

 

 

2)発音

私たちは様々な言葉を発します(発音)が、どのようにしてその音を作り出しているのでしょうか?

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この音は、声帯から発せられた振動した空気を、口腔内で共鳴させて音にしているのです。

 

この時、舌は様々な動きをし、異なった音を発しています。

 

舌運動の違いによる音の変化を意識し始めるのは、中学校の英語の授業ではないでしょうか?

 

「r」と「l」の違い。「th」の発音。

 

苦労した記憶がありますね

 

そう。それまで、発音に関係するとは露程も思わなかった「舌」。

 

実は非常に関係していますfutaba.gif

 

MFTは発音(言語)の改善を目的とするものではありませんが、基本的な舌の動きのトレーニングは行います。

(言語治療が必要な方には言語療法士の指導が必要です。)

 

 

3)味覚

舌は運動だけでなく、味覚も司っています。

 

それは、舌内に味蕾(みらい)という小器官があるからです。

 

人間の基本味には「甘味」、「酸味」、「塩味」、「苦味」、「うま味」の5つがあります。

 

私たちはこの味蕾を通じて様々な味覚を感じているのです。

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▶まとめ

このように、舌は様々な重要な役割を担う、無くてはならない器官です。

 

しかし、その機能は意外なほど多くの人で適正に働いていないのが実情です。

 

本院では歯並びを治療することと同じくらい、舌の機能改善を行うことが大切だと考えていますb-ganba.gif

 

なぜなら、不適切な舌運動(舌癖)が続くと歯並びや咬み合わせに悪影響を与えることもあるからです。

 

手間暇かかりますが、出来れば歯並びを治すだけでなく、歯列周囲の環境改善も行いたいものです。

 

 

 

歯並びでお悩みの方は是非ご相談ください

院長:東野 良治

歯学博士・矯正歯科専門医である東野良治院長が対応いたします。些細なことでも構いません。お気軽にご相談ください。

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投稿日:2015年12月15日  カテゴリー:MFT(口腔筋機能療法), 歯並び・かみ合わせ・矯正治療

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