こんにちは、神保町矯正歯科クリニック・院長の東野良治です。

 

今日は、東京大学 伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホールで第1回アライナー矯正歯科研究会に出席してきました。

 

アライナー矯正とは、着脱式のマウスピース型矯正装置で歯の移動を行うことを指します。

 

代表的なものに、「インビザライン®」「アソアライナー®」「TRANSCLEAR®」「CLRAR-ALIGNER®」などがあります。

 

それぞれに特性がありますが、本院ではおもに「インビザライン®」「アソアライナー®」を使用しています。

 

今回の研究会で2つの収穫がありました。

 

1つ目は、インビザラインにはまだまだ多くの可能性があることです。

 

インビザラインの適用症例は限られていますが、その範囲は年々広がりを実感できます。

 

これは、インビザラインの素材・システムの向上と症例数蓄積による経験力の向上によるものです。

 

2つ目は、「iTero（アイテロ）」の登場です。

 

「iTero」は、アメリカ生まれの口腔内スキャナーです。

 

従来歯科の型どりは、アルジネートやシリコンといった粘土状の素材を使っていました。

 

この型どりは、「印象採得」と呼ばれています。

 

口腔内スキャナがあれば、型どりは歯列をカメラやビデオなどで撮影することになります。

 

一番のメリットは、印象採得の精度が著しく向上することです。

 

これにつきます。

 

印象採得の目的は、歯列の状態を再現することです。これが向上することは何にもまして重要なことです。

 

もう一つのメリットは、歯の型どりの苦手な患者さんには優しい方法ということです。

 

時には休憩をはさみながら、少しずつ撮影すれば負担は少なくなることでしょう。

 

「iTero」に関しては、本院でも近日導入予定です。

 

すでに購入手続きは終わっています。

 

現在納品待ちの状態です。

 

「iTero」の詳しい情報は追って、ブログにてご報告いたします。

 

 

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投稿日：2014年12月11日  カテゴリー：インビザライン, 医院紹介