こんにちは、東京都千代田区・神保町矯正歯科クリニック・院長の東野良治です。
本日のテーマは「矯正治療中の歯の動揺について」です
みなさん、知っていますか?
健康で問題ない歯も、指でしっかりつかみ前後に揺らすと揺れるのです。
これを「生理的動揺」といいます
この話は、矯正診断時にお約束のように話すのですが、ほとんどの方が「健康な歯が揺れるのですか?!」と驚かれます。
私たち矯正医にとってはごくごく当たり前の話です。
今日のお話はこの先にあります。
矯正治療中の歯に関してです。
矯正治療中は、この歯の動揺が非常に大きくなります。
しかし、これは異常なことではありません
歯の移動中は周りの骨がつくりかえられており、そのために起こる自然な現象なのです。
(⇒関連ブログ 「矯正治療で歯が動くメカニズムが一目でわかるイラスト」を参照してください。)
また、矯正治療が終わり一定期間たつと元の生理的動揺に戻ります。
矯正診断の時にこの話を必ずするのには理由があるのです。
きちんと説明しておかないと、稀に「歯が抜けそうなぐらい揺れています!!大丈夫ですか?」と問い合わせの電話がかかってくるからです。
人間、想定していない現象には弱い生き物です。
逆に想定している現象には強いのです
「歯が抜けることはない。これは自然な現象なんだ。」と知っていれば、安心してびっくりすることもないでしょう。
矯正診断時にできるだけ時間を取って説明するのはそのためなのです。
お忙しいと思いますが、ご協力をお願いします。
歯並びでお悩みの方は是非ご相談ください
歯学博士・矯正歯科専門医である東野良治院長が対応いたします。些細なことでも構いません。お気軽にご相談ください。
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投稿日:2016年6月3日 カテゴリー:よくある質問
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