こんにちは、東京都千代田区の矯正歯科専門医院・神保町矯正歯科クリニック院長の東野良治です。
今日は「歯が生まれつき足りない症例」をテーマにお話します。
歯が生まれつき足りない場合があります。
歯が先天的に少ないのです。
以前ブログでも少しご紹介いたしました。
これはある一定の割合で起こります。
発現頻度は部位により異なり、その治療方法にもいろいろなバリエーションがあります。
同じ症例でも年齢により、治療方法が異なってきます。
そのため、治療方法のパターン化はできず、個々の症例で最善の方法を探っていくしかありません。
今回、一症例をご紹介します
この症例は左上2番目の永久歯が生まれつきありません。
左側の歯がないため、上の歯の真ん中も左側にずれ、上の真ん中の歯の間に隙間(すきっ歯、空隙歯列)があります。
今回は、混合歯列期(大人の歯と子供の歯が混在している時期)であるため先天欠如している歯のスペースは詰めて閉じることになりました。
このように、ある程度の歯の移動を行い、歯の生え変わり完了に備えます。
事前準備をすることにより、歯の生え変わりが完了したのちの矯正治療が格段に行いやすくなります。
また、すべて自分の歯で配列することもでき、最小の負担で最大の効果を得ることができるのです。
症例にもよりますが、この症例は早目に矯正治療を始めて良かったといえるでしょう
永久歯先天欠如症例は、治療方針が様々であり、同じ症例であったとしても年齢により対処方法が異なります。
「歯が生まれつき足りない」とかかりつけ歯科医で告げられた際は、早目に矯正歯科専門医院を受診しましょう
⇒関連ブログ 「永久歯先天欠如の確率」
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投稿日:2017年3月2日 カテゴリー:子どもの矯正治療, 症例
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