叢生(歯並びがガタガタ)のデメリットBLOG

こんにちは、神保町矯正歯科クリニック・院長の東野良治です。

 

本日は、叢生についてお話いたします。

 

叢生とは「歯並びがガタガタ」の状態を指します。

 

叢生はあらゆる不正咬合の中で最も多いとされています。

不正咬合のグラフ(平成17年歯科疾患実態調査より)

 

では、叢生にはどういったデメリットがあるのでしょうか?

 

①虫歯のリスクが高くなる

②歯周病のリスクが高くなる

③咀嚼効率が悪い

④歯科治療が行いにくい

⑤見た目が気になる

 

①②…叢生(歯がガタガタ)だと、歯ブラシですべてのプラークを除去するのは非常に難しいですね。プロが行っても難しいです。ご自宅での毎日の歯ブラシ(セルフケア)だけだとどうしても磨き残しが出てしまいます。

 

結果的に、虫歯・歯周病のリスクが高くなります。

 

③…歯がガタガタだと、咀嚼効率が悪くなります。口の中で食物を小さな食塊にできないため、胃への負担が大きくなります。栄養の吸収効率も悪くなります。

 

④…いったん虫歯や歯周病になると、歯科治療が必要になります。

 

小さい虫歯だとレジン充填。(白いプラスチックを詰める)

大きくなるにしたがってインレー→クラウン→ブリッジ/インプラント→入れ歯といった補綴治療(ほてつちりょう)が必要になります。

歯の並びが悪いと、咀嚼効率が高く・長持ちする補綴物が入りません。

 

 

⑤…見た目を気ににされて相談に来られる方も多いです。「綺麗な歯並びの獲得により素敵な口元になる」、非常に重要な目標です。

 

矯正歯科治療は医療行為です。

したがって、歯科疾患の予防・咀嚼機能の向上させることが主目的です。

しかし、綺麗な歯並びは結果として整った口元(見た目の改善)をもたらせてくれます。

ラッキーなおまけですね。(^0^)/

 

「叢生の症例:矯正前・矯正後」

叢生 症例

 

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投稿日:2014年9月11日  カテゴリー:大人の矯正治療, 子どもの矯正治療, 歯並び・かみ合わせ・矯正治療, 症例

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