こんにちは、神保町矯正歯科クリニック・院長の東野良治です。
本日は八重歯の治療法についてお話いたします。
八重歯の原因は、犬歯の並ぶスペース不足です。
したがって、犬歯の並ぶスペースを作れば八重歯は解消するのです。
その方法は大きく分けて2通りです。
- 歯列を拡大してすき間を作る(非抜歯矯正)
- 抜歯をしてすき間を作る(抜歯矯正)
どちらが良いor悪いはありません。
そこで、個々の患者さんにとってどちらのほうが無理なくきれいな仕上がりを達成できるのかを精密検査にて判断することになります。
もちろん、できるだけ非抜歯で治せないかを検討します。
しかし、①の歯列の拡大にも限界があります。
非抜歯矯正治療では無理なくきれいに仕上がらない場合に初めて抜歯をしてスペースを獲得する治療法を選択します。
八重歯症例で抜歯をする際は、通常犬歯の一つ後ろの第一小臼歯(真ん中から4番目の歯)を選択します。
よく患者さんから「八重歯を抜いてしまわないのですか?」と質問を受けることがあります。
しかし、犬歯はよほどの理由がない限り抜歯しません。
犬歯を抜くと治療時間の短縮にはつながりますが、正常咬合の獲得という観点からは明らかにマイナスです。
手間暇かかりますが、矯正治療の本来の目的を達成するためにはベストな治療法の選択が重要になりますね。
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投稿日:2014年9月7日 カテゴリー:大人の矯正治療, 子どもの矯正治療, 歯並び・かみ合わせ・矯正治療
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