こんにちは、千代田区・神保町矯正歯科クリニック・院長の東野良治です。
今回のテーマは「交叉咬合の治療は子供の間に」です。
タイトルの「交叉咬合」とは、
「不正咬合の一形態で上下歯列の横方向の咬合関係の異常のこと」を指します。
交叉咬合も発現する場所により名称が異なりますが、
本日お話するのは片側性臼歯部交叉咬合についてです。
簡単にいうと、片側だけ奥歯の咬み合わせが逆になっている状態です。
言葉で説明してもわかりにくいかもしれません。
下の写真のような状態です。
赤丸が交叉咬合です。
上下歯列の理想的な状態は上顎歯列が下顎歯列の外側に位置することです。
また、よく見ていただければわかりますが、上と下の正中線が著しく不一致しています。
(黄色の縦線です。)
ある程度の正中線のずれは仕方がありませんが、一定以上のずれの放置は良くありません。
下顎の大きなずれにもつながります。
お顔のバランスが左右対称の方はほとんどいません。
しかし、一定以上のずれは機能的に良いとは言えません。
成長期であれば、顎のずれに一定の修正を加えることができます。
しかし、お顔の成長が終わってしまうと一般矯正治療でずれの修正を行うことはできなくなってしまうのです。
なかなか、ご自身でお口の奥の状態は気付きにくいですが、
上下の真ん中の位置が著しくずれている場合は注意が必要です。
歯並びでお悩みの方は是非ご相談ください
歯学博士・矯正歯科専門医である東野良治院長が対応いたします。些細なことでも構いません。お気軽にご相談ください。
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投稿日:2015年5月14日 カテゴリー:大人の矯正治療, 子どもの矯正治療, 歯並び・かみ合わせ・矯正治療, 症例
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