インビザラインG6BLOG
こんにちは、東京都千代田区の矯正歯科専門医院・神保町矯正歯科クリニック院長の東野良治です。
前ブログの続きです。
今回は「インビザラインG6」機能です。
(ただの機能紹介ですので、ご興味のない方は読み飛ばしてください。)
*「インビザライン」とは「マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置」の1つです。
インビザラインG6は2015年07月にリリースされました。
(最新の追加機能です。)
インビザラインG6は「小臼歯抜歯矯正症例のための技術革新」です。
インビザラインで用いるアライナーは柔らかい素材のため、アライナーがたわむ原因になる抜歯症例は得意ではありません。
今回のインビザラインG6は、いくつかの改良点を加えることにより、小臼歯抜歯矯正に果敢にチャレンジするという位置づけだと認識しています。
また、誤解が無いようにさらに注釈をつけるとすると、今回の改良によりインビザラインによる治療の可能性が広がったのはマキシマムアンカレッジで計画される重度叢生症例または上下顎前突症例のみです。
すべての小臼歯抜歯症例に対応するわけではありません。
インビザラインG6の追加機能は以下のものになります。
①SmartoForce機能の進化(最適アタッチメントの進化)
②SmartStageテクノロジー
➂パワーアーム配置の利便性向上
④プレシジョンカットの適合性の拡大
⑤新デザインのポンティック
本質的な機能向上は①と②です。
①SmartoForce機能の進化(最適アタッチメントの進化)
簡単にいうと今回も最適アタッチメントが進化しましたというものです。
第一小臼歯抜歯矯正治療が成功しやすいように計算された最適アタッチメントが設置されるようになりました。
具体的には、アンカレッジ用最適アタッチメントとリトラクション用最適アタッチメントの開発です。
アンカレッジ用最適アタッチメントにより臼歯は前方へ傾斜及び移動しにくい力がかかります。
リトラクション用最適アタッチメントにより犬歯は効果的に歯体移動するように力がかかります。
②SmartStageテクノロジー
SmartStageテクノロジーはインビザラインG6に合致する症例に対して、前歯リトラクション中の望まないティッピングや挺出を避けるようにステージングがなされるというものです。
➂④⑤は利便性の向上です。
以上がG6で新たに加わった機能です。
とはいえ、症例選択には過分の知識と経験と技術が必要になりますのでご注意ください。
次のブログに続く
歯並びでお悩みの方は是非ご相談ください
歯学博士・矯正歯科専門医である東野良治院長が対応いたします。些細なことでも構いません。お気軽にご相談ください。
電話:03-5577-6475
メール:こちらから
住所:
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町1-10-1 IVYビル3F
神保町駅A5出口出てすぐ
東野良治院長の経歴や所属、学会発表など、より詳しくはこちら。
投稿日:2015年7月28日 カテゴリー:インビザライン