かかりつけ歯科医を持つメリットBLOG
こんにちは、東京都千代田区の矯正歯科専門医院・神保町矯正歯科クリニック院長の東野良治です。
本日は、「かかりつけ歯科医」についてお話します。
「かかりつけ歯科医」制度は「かかりつけ医」とともに平成9年より厚生省(現厚生労働省)から都道府県知事あてに通知されました。
「かかりつけ歯科医」とは、歯が痛くなってから歯科医院に通院する従来型の歯科医を指すものではありません。
むし歯・歯周病の予防はもちろんのこと、お口の中の気になることを何でも相談できる歯科医のことを指しています。
皆様がもし、今は特にお口のトラブルを感じていらっしゃらなくとも、定期的に通院することは大切です
何か小さな変化があった場合に、「かかりつけ歯科医」なら早期に発見・対処することが出来るでしょう
患者様自身も定期的に歯科医院に通院すれば、ご自身のお口に関する関心も高まることでしょう。
結果として、お口の健康状態を維持することが出来るのです。
それでは、「かかりつけ歯科医」を選ぶポイントについてみていきましょう。
▶かかりつけ歯科医を選ぶポイントはつ
①通いやすい場所にあること
基本的にかかりつけ歯科医には定期的に通院することになります。(年2~3回)
通いやすいという基準には個人差がありますが、一般的には職場・学校・自宅の近くといわれています。
ご自身にとって通いやすい場所にしましょう。
②治療内容についてしっかり説明してくれること
いまどき、説明も無しに治療を行うことはないと思います。
現在のお口の状況や治療内容の説明を行うことは、歯科医師と患者様とのコミュニケーションにとって必要不可欠です。
患者様のお口の健康は、歯科医師だけでも守れませんし、患者様ご自身だけでも守れません。
両者の努力が必要となってくるのです。
普段からしっかりとコミュニケーションがとれていれば、むし歯・歯周病の早期発見や予防に真剣に向き合えるといえるでしょう。
➂必要に応じて適切な医療機関を紹介してくれること
歯科にも様々な専門家が存在します。
矯正歯科もその一つです。
高度な専門知識・技術が必要となる時、適切な医療機関を紹介することも信頼のおける歯科医師の条件です。
多方面にパイプを持っていることも「かかりつけ歯科医」選択の一つの基準となるでしょう。
現在、日本では「一般歯科」「小児歯科」「矯正歯科」「口腔外科」の4つの標榜が可能です。
つまり、歯科の分野を4つの専門領域に分けているということです。
必要なライセンス(歯科医師免許)は同じですが、求められる能力が全く違う領域なのです。
残念ながら、すべての分野で専門性を発揮できる歯科医師は存在しないのが実際のところです。
少なくとも、この4つの分野に関しては専門の先生に任せましょうということです。
また、歯科先進国のアメリカでは、4つどころではなくもっと多くの専門分野にわかれ、治療内容に応じて専門の歯科医院に通院するのが一般的になっています。
日本でも、歯内療法(歯の根っこの治療を専門とする分野)専門で開業されている病院も出てきており、今後アメリカのようにさらに専門化が進むかもしれません。
④予防プログラムを実施している
一昔前の歯科医院は、虫歯治療を行うのが治療の中心でした。
しかし、むし歯の罹患率も年々減少し、今は虫歯を予防することも歯科医院の役割の柱になりつつあります。
むし歯になってから通院するのではなく、むし歯にならないように通院できる環境が整っているかという点もかかりつけ歯科医選択の大切なポイントになるでしょう。
▶まとめ
本院では、かかりつけ歯科医を持ち定期的に通院していただくことを推奨しています。
これは、普段は当然のこと、矯正治療中もということ、です。
お口の健康は歯科医師と患者様双方の努力がないと守れません。
一緒になって守っていくためには、「かかりつけ歯科医」という頼もしいパートナーが不可欠だといえます。
「かかりつけ歯科医」とコミュニケーションを取ることは、患者様ご自身の健康意識向上にもつながります。
まだ、「かかりつけ歯科医」をお持ちでない方は、是非この機会に探されてはいかがでしょうか??
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投稿日:2015年11月15日 カテゴリー:口腔衛生・予防歯科